自殺列車
それはほんの一瞬の出来事で、あたしは唖然としたままついさっきまで優志が立っていた場所を見つめていた。


「優志!!」


旺太の声でハッと我に返り、窓を見る。


しかし、そこにはもう暗闇が存在しているだけで優志の姿を見つけることはできなかったのだった。
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