1人ぼっちと1匹オオカミ(番外)
エピローグ

「じゃあ、2人とも進学希望でいいんだな」

「「はい!」」

 生徒指導室で入学式のスタッフに任命された私と秋空は、公庄先生に自分たちの進路を報告した。

 私は、保育士と児童指導員の資格の取れる大学へ。

 秋空は、経営学と社会福祉士の取れる大学へ。

 そうしたきっかけは、秋空がおひさまの家を残していきたいと夢を語ってくれたから。

 私もあいまいだった将来を決め、やっと進路をお父さんとお母さんに相談できた。

 2人とも二言返事でOKしてくれて、父親も満足したのか応援してくれました。

 もちろん施設長にも相談しに行きましたよ。施設長は涙をこらえながら承諾してくれました。

 学ぶことは違うけど、できれば同じ大学がいいねなんてのんきに話している私と秋空だけど、学力的には秋空は上の方に行けるわけで…。足ひっぱちゃうのは嫌です。

「それで、大学の候補は?」

「蓬の学力に合わせたところで」

「神野…お前はお前のあったところに」

「俺、蓬と同じとこ行きたいんで。そこだけは譲りませんよ」

「…はぁ、分かった。なら晴野、成績上げような」

「あ、…が、ガンバリマス」

 そうなるべきですよねぇ。あはは。

 3年生お先真っ暗です。
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