Your Smile ~君との未来~
玄関に入ると、
ちょうど親父と鉢合わせになった。
バツが悪そうな親父の顔。
「望愛は意味もなくお前を傷つけるやつじゃねぇんじゃねぇの。」
不器用な親父の言葉に
目の前がゆがんだ。
なんだかんだ言って、親父は俺をわかってくれてる。
「どう転ぶかは勝手だけど、
しろうともしねぇで、勝手ばっかやってっと周りの奴ら傷つけることだけは忘れんなよ。
莉奈に謝っとけ。」
そう言って風呂場に向かった親父に俺は、
「ありがとう。」
そう告げていた。
親父は前を向きながら片手を上げて、
息子の俺から見てもかっこいいと思う。