何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「……何を言っているか全く分からないのだが」
レイヤの気持ちは痛いほど分かる。
いきなり何?って感じだよね。
でもそんなのは遥斗には通じないよ。
普通の常識なんてこの人には通じない。
『俺の事をいい人間だとでも思ってたか?
だったらとんだ勘違いだ、俺は極悪人だぜ?
欲しいモノは……どんな手を使っても手に入れる』
いつか遥斗に言われた言葉が頭に浮かぶ。
どんな手を使っても手に入れる。
その言葉通り、私は遥斗の傍にいる。
それに……いい人間かはともかく。
遥斗は極悪人じゃない。
まだ遥斗の事はよく知らない。
でも、少なくても私にとってはいい人だ。
「……ホストクラブ辞めるつもりなんだろ?」
「……え?
何で遥斗がその事を知ってるの?」
素朴な疑問だった。
レイヤがホストクラブを辞めると言った時には遥斗はいなかった。
なのに何故、遥斗はその事を知っているのだろうか。
首を傾げていれば遥斗は私の背中に手を伸ばした。
そして首元から何かを外す。
「……」
遥斗はニヤリと笑いながら、私とレイヤにそれを見せた。
黒くて小さな機械みたいなもの。
まさか、それって……。
トクンと嫌な胸の高鳴りを感じる。
レイヤの気持ちは痛いほど分かる。
いきなり何?って感じだよね。
でもそんなのは遥斗には通じないよ。
普通の常識なんてこの人には通じない。
『俺の事をいい人間だとでも思ってたか?
だったらとんだ勘違いだ、俺は極悪人だぜ?
欲しいモノは……どんな手を使っても手に入れる』
いつか遥斗に言われた言葉が頭に浮かぶ。
どんな手を使っても手に入れる。
その言葉通り、私は遥斗の傍にいる。
それに……いい人間かはともかく。
遥斗は極悪人じゃない。
まだ遥斗の事はよく知らない。
でも、少なくても私にとってはいい人だ。
「……ホストクラブ辞めるつもりなんだろ?」
「……え?
何で遥斗がその事を知ってるの?」
素朴な疑問だった。
レイヤがホストクラブを辞めると言った時には遥斗はいなかった。
なのに何故、遥斗はその事を知っているのだろうか。
首を傾げていれば遥斗は私の背中に手を伸ばした。
そして首元から何かを外す。
「……」
遥斗はニヤリと笑いながら、私とレイヤにそれを見せた。
黒くて小さな機械みたいなもの。
まさか、それって……。
トクンと嫌な胸の高鳴りを感じる。