何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「お前は悪くねぇよ。
だから謝るな」
「……ありがとう遥斗。
じゃあ遥斗も謝らないで」
いつまでもこんな雰囲気でいるなんて私たちらしくない。
私たちはやっぱり元気じゃなきゃね。
そう思い、俯いていた顔を上げる。
「仲直りだな」
「……うん!」
優しく笑う遥斗に私はしっかりと頷く。
笑顔を返せば、また優しく私の頭を撫でてくれる。
少し恥ずかしくて照れ笑いをすれば遥斗にからわれる。
すっかり元通りの雰囲気に戻った私たち。
「……随分と短い喧嘩だな」
「……お騒がせしました!」
呆れるレイヤに敬礼をしながら言えば『馬鹿か』と更に呆れられてしまう。
でもそんなやり取りでさえ幸せを感じてしまう。
レイヤと、それから遥斗とこうして一緒にいられる時間が凄く楽しい。
「話を元に戻す。
俺がホストを辞めたからってお前と一緒にいる理由にはならない」
「そんな事言っていいのか?」
「どういう意味だ?」
レイヤと遥斗の会話を見守る。
遥斗ってば、また不敵な笑みを浮かべているし。
これは何かあるな、そう思っていればゆっくりと遥斗の唇が動く。
「俺はお前と梓沙の会話を全部聞いてるって事を忘れていないか?
あのやり取りでお前の気持ちが分からないほど俺は鈍くはないぜ?」
「なっ……!?」
珍しく取り乱した顔をするレイヤ。
レイヤの気持ちってなんだろう?
そう思っていれば遥斗はレイヤから私へと視線を移す。
だから謝るな」
「……ありがとう遥斗。
じゃあ遥斗も謝らないで」
いつまでもこんな雰囲気でいるなんて私たちらしくない。
私たちはやっぱり元気じゃなきゃね。
そう思い、俯いていた顔を上げる。
「仲直りだな」
「……うん!」
優しく笑う遥斗に私はしっかりと頷く。
笑顔を返せば、また優しく私の頭を撫でてくれる。
少し恥ずかしくて照れ笑いをすれば遥斗にからわれる。
すっかり元通りの雰囲気に戻った私たち。
「……随分と短い喧嘩だな」
「……お騒がせしました!」
呆れるレイヤに敬礼をしながら言えば『馬鹿か』と更に呆れられてしまう。
でもそんなやり取りでさえ幸せを感じてしまう。
レイヤと、それから遥斗とこうして一緒にいられる時間が凄く楽しい。
「話を元に戻す。
俺がホストを辞めたからってお前と一緒にいる理由にはならない」
「そんな事言っていいのか?」
「どういう意味だ?」
レイヤと遥斗の会話を見守る。
遥斗ってば、また不敵な笑みを浮かべているし。
これは何かあるな、そう思っていればゆっくりと遥斗の唇が動く。
「俺はお前と梓沙の会話を全部聞いてるって事を忘れていないか?
あのやり取りでお前の気持ちが分からないほど俺は鈍くはないぜ?」
「なっ……!?」
珍しく取り乱した顔をするレイヤ。
レイヤの気持ちってなんだろう?
そう思っていれば遥斗はレイヤから私へと視線を移す。