何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「本当にありがとうございました」
話しが終わり、扉までヨウコさんを遥斗と2人で送っている時だった。
私の頭にはフッとNO1の顔が浮かんだ。
……あの人はヨウコさんの事が好きなんだ。
なんかこのままじゃいけない気がする。
でも、私には何も……何も出来ないよ。
「じゃあ失礼します」
ヨウコさんが深々と頭を下げて、私たちに背を向ける。
その時
トクンと胸が大きく鳴った。
やっぱりこのままでいい訳ない。
「ヨウコさん!」
「え……?」
私は考えるより先に彼女の腕を掴んでいた。
驚いた様に振り返るヨウコさんに私は勢いよく頭を下げる。
「あ……梓沙さん?」
戸惑った様なヨウコさんの声が上から降ってくる。
それでも私は止まる事なく話し続けた。
「もう1度……あのホストクラブへ行っていただけませんか?」
「え……?」
「あそこはヨウコさんにとってはレイとの思い出がたくさん詰まった場所かもしれません。
だけど……それは貴方だけじゃないから……貴方との時間を何よりも大切にしていた人があそこにいるから……」
喋りながら思い浮かぶのはNO1の顔だった。
ヨウコさんを想って濡れたまつ毛が、今でも頭に鮮明に描かれる。
NO1がした事は許される事じゃない。
ヨウコさんにとっても許したくない出来事だろう。
でも彼の想いは本物だと思うから。
だから……。
話しが終わり、扉までヨウコさんを遥斗と2人で送っている時だった。
私の頭にはフッとNO1の顔が浮かんだ。
……あの人はヨウコさんの事が好きなんだ。
なんかこのままじゃいけない気がする。
でも、私には何も……何も出来ないよ。
「じゃあ失礼します」
ヨウコさんが深々と頭を下げて、私たちに背を向ける。
その時
トクンと胸が大きく鳴った。
やっぱりこのままでいい訳ない。
「ヨウコさん!」
「え……?」
私は考えるより先に彼女の腕を掴んでいた。
驚いた様に振り返るヨウコさんに私は勢いよく頭を下げる。
「あ……梓沙さん?」
戸惑った様なヨウコさんの声が上から降ってくる。
それでも私は止まる事なく話し続けた。
「もう1度……あのホストクラブへ行っていただけませんか?」
「え……?」
「あそこはヨウコさんにとってはレイとの思い出がたくさん詰まった場所かもしれません。
だけど……それは貴方だけじゃないから……貴方との時間を何よりも大切にしていた人があそこにいるから……」
喋りながら思い浮かぶのはNO1の顔だった。
ヨウコさんを想って濡れたまつ毛が、今でも頭に鮮明に描かれる。
NO1がした事は許される事じゃない。
ヨウコさんにとっても許したくない出来事だろう。
でも彼の想いは本物だと思うから。
だから……。