何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「このパーティーは、そんじょそこらのモノとは訳が違う。
財閥の息子やら政界関係の人やら……一流の人間が集まる所。
失礼ですが“何でも屋”の社長さんだからってココには来れません」
「……いやー。
実は俺……財閥の跡取りで……」
「それはないです。
高級な物は身に着ける人を選びます。
お金持ちであれば高価なものは身に付け慣れているはず。
でも貴方の場合は似合ってはいるけど持ち前の外見でカバーしたって感じですね」
「……」
「まぁ……何でも屋という事ですから何かの依頼ですよね。
おそらく……浮気調査か何かでしょうか。
政界の浮気はシビアですからね」
五十嵐さんは呆然と私を見ていた。
少しからかいすぎただろうか。
私はコホンと咳払いを一つ落とし頭を下げる。
「すみません、失礼な事を。
全て私の憶測です。忘れてください」
「っぷ!!」
頭の上から吹きだす様な声が聞こえてきた。
恐る恐る頭を上げれば愉快そうに笑う五十嵐さんが目に入る。
「お前……面白すぎっ!!」
お腹に手をあてながらひぃひぃと苦しそうに笑う五十嵐さん。
反応に困るのだが……。
彼を見つめていればいきなり五十嵐さんと目が合った。
財閥の息子やら政界関係の人やら……一流の人間が集まる所。
失礼ですが“何でも屋”の社長さんだからってココには来れません」
「……いやー。
実は俺……財閥の跡取りで……」
「それはないです。
高級な物は身に着ける人を選びます。
お金持ちであれば高価なものは身に付け慣れているはず。
でも貴方の場合は似合ってはいるけど持ち前の外見でカバーしたって感じですね」
「……」
「まぁ……何でも屋という事ですから何かの依頼ですよね。
おそらく……浮気調査か何かでしょうか。
政界の浮気はシビアですからね」
五十嵐さんは呆然と私を見ていた。
少しからかいすぎただろうか。
私はコホンと咳払いを一つ落とし頭を下げる。
「すみません、失礼な事を。
全て私の憶測です。忘れてください」
「っぷ!!」
頭の上から吹きだす様な声が聞こえてきた。
恐る恐る頭を上げれば愉快そうに笑う五十嵐さんが目に入る。
「お前……面白すぎっ!!」
お腹に手をあてながらひぃひぃと苦しそうに笑う五十嵐さん。
反応に困るのだが……。
彼を見つめていればいきなり五十嵐さんと目が合った。