何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「如月さん、この資料を総務部に届けてくれませんか?」
「はい、分かりました」
部長から資料を受け取り、オフィスを後にする。
あれから2か月が経った。
遥斗と結ばれたあの日以来、私は彼に会っていない。
どんな顔をして遥斗に会っていいか分からず避ける様に連絡すら出来ずにいる。
スマホには遥斗からの連絡が山ほど入っている。
でも私は返事すらしていない。
「……まただ……」
ハァッとタメ息をつき壁に背中を預ける。
考えるといつも遥斗の事ばかり想っている気がする。
会っていないのに、なぜこんなに胸が苦しいの……?
ぎゅっと締め付けられる胸にそっと右手をあてる。
「……やっぱりそう思うよねー?」
「思うに決まってるじゃん!
あれは絶対に贔屓でしょ!」
1人で廊下に佇んでいればどこからか女の人たちの声が聞こえてきた。
ふとそっちに目を向ければ給湯室でサボっているだろう女子社員2人がいた。
早く立ち去ろうとするが体が動かなくなる。
「如月さんってさ、最近ミスばかっりしてるくせに何もお咎めナシだよ!?
ありえないよね~」
「アタシらがやったら絶対に始末書とか下手したらクビだよクビ!」
「社長の婚約者だからってマジウゼェよな~」
どうやら私の話の様だ。
ふっと笑みを押し殺し壁に背中を預けたまま会話に耳を傾ける。
ミスしているのは事実だ。
最近、遥斗の事で頭がいっぱいで仕事が手につかない。
だから前の私なら絶対に犯さないミスを連発している。
だから何の反論も出来ない。
まぁ……反論したいとも思わないけど。
「はい、分かりました」
部長から資料を受け取り、オフィスを後にする。
あれから2か月が経った。
遥斗と結ばれたあの日以来、私は彼に会っていない。
どんな顔をして遥斗に会っていいか分からず避ける様に連絡すら出来ずにいる。
スマホには遥斗からの連絡が山ほど入っている。
でも私は返事すらしていない。
「……まただ……」
ハァッとタメ息をつき壁に背中を預ける。
考えるといつも遥斗の事ばかり想っている気がする。
会っていないのに、なぜこんなに胸が苦しいの……?
ぎゅっと締め付けられる胸にそっと右手をあてる。
「……やっぱりそう思うよねー?」
「思うに決まってるじゃん!
あれは絶対に贔屓でしょ!」
1人で廊下に佇んでいればどこからか女の人たちの声が聞こえてきた。
ふとそっちに目を向ければ給湯室でサボっているだろう女子社員2人がいた。
早く立ち去ろうとするが体が動かなくなる。
「如月さんってさ、最近ミスばかっりしてるくせに何もお咎めナシだよ!?
ありえないよね~」
「アタシらがやったら絶対に始末書とか下手したらクビだよクビ!」
「社長の婚約者だからってマジウゼェよな~」
どうやら私の話の様だ。
ふっと笑みを押し殺し壁に背中を預けたまま会話に耳を傾ける。
ミスしているのは事実だ。
最近、遥斗の事で頭がいっぱいで仕事が手につかない。
だから前の私なら絶対に犯さないミスを連発している。
だから何の反論も出来ない。
まぁ……反論したいとも思わないけど。