何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「全然つまんなくねぇ。
スゲェ……可愛い……」
五十嵐さんは紅い顔を隠す様に片手で顔を覆りながらボソリと呟いた。
な……何その反応……。
驚くというより恥ずかしいという気持ちでいっぱいになる。
「い……五十嵐さん……?」
「っ……何でもねぇよ。
ほら……立てるか?」
大きな手が私の目の前に差し出される。
掴もうか迷っていれば逆に私の手が掴まれる。
驚く暇もなく私は立ち上がっていた。
でも体についた勢いは消えず、ポスッと小さく音を立てながら五十嵐さんの胸の中へとおさまっていた。
「……」
「……」
私たちの間から急に会話が消えた。
聞こえるのはどちらの物か分からない心臓の音だけ。
やけに大きく聞こえるその音にどこか落ち着いている自分がいる。
それは五十嵐さんも同じなのか特に喋る事も無く私を見つめていた。
「……五十嵐さん……。
もう……大丈夫ですから……」
これ以上……くっついていたら心臓がもたない。
その一心で口を開いた。
でも五十嵐さんは私の声が聞こえていないの抱きしめたまま離そうとしなかった。
「五十嵐さん」
「わ……ワリィ」
もう1度名前を呼べばハッとした様に五十嵐さんは私から離れていく。
スゲェ……可愛い……」
五十嵐さんは紅い顔を隠す様に片手で顔を覆りながらボソリと呟いた。
な……何その反応……。
驚くというより恥ずかしいという気持ちでいっぱいになる。
「い……五十嵐さん……?」
「っ……何でもねぇよ。
ほら……立てるか?」
大きな手が私の目の前に差し出される。
掴もうか迷っていれば逆に私の手が掴まれる。
驚く暇もなく私は立ち上がっていた。
でも体についた勢いは消えず、ポスッと小さく音を立てながら五十嵐さんの胸の中へとおさまっていた。
「……」
「……」
私たちの間から急に会話が消えた。
聞こえるのはどちらの物か分からない心臓の音だけ。
やけに大きく聞こえるその音にどこか落ち着いている自分がいる。
それは五十嵐さんも同じなのか特に喋る事も無く私を見つめていた。
「……五十嵐さん……。
もう……大丈夫ですから……」
これ以上……くっついていたら心臓がもたない。
その一心で口を開いた。
でも五十嵐さんは私の声が聞こえていないの抱きしめたまま離そうとしなかった。
「五十嵐さん」
「わ……ワリィ」
もう1度名前を呼べばハッとした様に五十嵐さんは私から離れていく。