男の秘密
「えぇ!」

心の準備も出来ないまま、OKのメールが送られた。

「優に任せてたら3日も4日も経って、相手が諦めてしまうわ。」

「確かにそうかもしれないけど・・・心の準備が出来てないのよ」

恨めしそうに羽奈を見る。

「あら、来週の木曜日までに心の準備をすればいいのよ。」

「・・・」

あまりに正しい返答に、何も言えなくなってしまった。

「それじゃぁ、今週の土曜日は木曜の準備をしないと!」

「え?準備?」

不思議そうに聞き返す優に、ニヤリと笑う羽奈。

「準備といえば買い物よ!」

「え、持ってる服で良いわよ」

両手を振って拒否の姿勢を見せる優。

「何言ってるの!こういう時こそ頭からつま先まで一式揃えないと、何時揃えるの!」

「でも、シーズン毎にそれなりに買ってるから・・・」

「甘い!あの程度じゃダメに決まってるでしょ! 土曜日の買い物は決定事項だから。分かったわね」

「・・・はい」

羽奈の勢いに負けて頷いてしまった。
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