男の秘密
「これで大丈夫?」

書類を手渡しながら加藤が聞く。

「大丈夫みたい。忙しい?コーヒー入れたけど飲む時間ある?」

書類の不備が無い事を確認して優が加藤にコーヒーを勧めた。

「無いけど飲みたい!」

元気に返事をして、コーヒーを受け取る。

「今度また、同期会の計画があるんだ。」

「そう、何時頃なの?」

「今週の木曜日」

「・・・その日は予定があるから今回は、不参加にさせて」

優の断りに加藤が驚きの顔をする。

「え!斉藤その日予定あるの?彼氏出来たの?!」

凄い慌てように声が大きくなる。

「ちょっと、落ち着いて」

みんながこちらをチラチラ見ている。会話が聞こえてしまったのだろうか。それとも、加藤が急に立ち上がったから不審に思われたのだろうか。

「だって、今まで不参加だった事ないじゃん」
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