男の秘密
昼休みも終わりに近づき、二人は店を出る。

「じゃぁ畑野さんに聞いてみるわ」

「うん。ありがとう。決まったら教えてね」

そう話して二人は午後の仕事に戻る。

『あぁ、加藤君にメールしないと』

村田の事で頭が一杯になり、加藤への連絡を忘れていた。

慌ててメールを送る。

『村田さん・・・結婚かぁ。ほんとピンとこないなぁ』

初恋もまだの優には未知の世界だ。

でも、24にもなって、初恋もまだ等とは誰も思わないだろう。

『人を好きになるのはどんな感じなのだろう。

両親や祖母が好きという気持ちとも違う。

羽奈の事を好きなのとも違う。』

『加藤君や斉藤君達を好きな気持ちって恋じゃないよね?』

同期の男の子を思い浮かべても、村田や畑野と同じレベルの好きだと思う。

『じゃぁ恋した時の好きってどんな感じなんだろう』

そう思った瞬間、忍の顔が浮かんだ。
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