一つの輝
救世主
一人だと寂しいなあ、、、
〜♪〜〜〜♪
自分の曲を口ずさみながら帰る。

「おいそこのお嬢さん。ちょっとこっち来てみなよ。ついて来てみてよ」
なんか変なおじさんいる…
なんかやばそう…逃げなきゃ!
「ねぇ〜おじさんと遊ぼうよ〜」

逃げようと思ったその瞬間手を掴まれた。
「いやっ!離して!」
とその時もう片方の手が掴まれてどこかへ引っ張られた。
誰かと思って顔を見上げるとそれは奏多だった。
「っ藤原⁉︎」

「いいから、とりあえず逃げるぞ!」


「うん!」



変なおじさんが追いかけてくる。



結構走ったなぁ…でももう変なおじさんは見えない。
「藤原…ありがと でも、なんでわかったの?」

「お前の声が聞こえたんだよ。ちょうど近くにいたし、『離してっ!』って声がしたからなんかやばいんじゃないかと思って。」

「そうなんだ…ありがとう」

「ついでだから家まで送ってやるよ。」

「いいわよ。一人で帰れます!」

「いいよ。どうせ通り道だし。」

「…ついて来たいならついて来ればいいじゃん。」

「はいはい」

何にも話すことないな…

「あ、そういえば新体操の大会もう少しであるんだろ?」

「うん。」

「そっか…頑張れよ。」

「うん。ありがと!」

私の家に着いた。

「じゃあまたな。」

「うん、またね」
< 21 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop