さくら、ひらひら。
お皿の料理もなくなったころ、僕は桜の手をとり立ち上がった。

「先輩、じゃぁ僕たちはそろそろ」

そう言った僕を一瞬、見つめて。
にこりと笑った。

「桜ちゃん、送り狼されないように気をつけるのよ~!」

香澄先輩のその言葉に、顔を赤くする桜はやっぱり……


「可愛い~~!」

香澄先輩に、抱きつかれていた。
先輩に先手を打たれた僕が葛藤を覚えたのは言うまでもない。



そして、本当に送り狼になったのかどうかは、ご想像にお任せすることにする。


< 63 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop