婚約者はホスト!?④~守りたいもの~(番外編あり)

そう 今日は美優に誘われて、二人で久しぶりに外食する約束をしていた。

今日は、浩太さんがおチビちゃん達を連れて
おばあちゃんの家にお泊まりなのだそうだ。

日頃 子育てで忙しい美優に、浩太さんが気を利かせてくれたそうで…。

『うん 今から、待ち合わせのお店に行くところ。でも そんなに遅くならないと思う。美優
11時以降、起きていられないみたいだから。」

美優の言葉を思い出し、思わずクスッと笑ってしまった。

『そっか…。あっ そうだ なつ 今日は俺 迎えに行けないから、駅からタクシーで帰っておいで…。』

『えっ いいよ 歩いて帰れるから…タクシー使う距離でもないし…。』

駅からマンションまでは、歩いで10分…。
途中、人気のない暗い道がある為、圭司は心配して、必ず迎えに来てくれるけど、今日は圭司も飲み会だし、始めから私はひとりで帰るつもりでいた…。

『ダメだよ 何かあったらどうするんだよ』

『うん でも ちゃんと10時までには帰るつもりだし そこまで遅い時間でもないから、大丈夫だよ。あっ ごめん もう 電車来ちゃったから、切るね!』

そう言って私は慌てて携帯を切り、電車へと飛び乗った。

ー・ー・ー

「ホント 夢のようだわ~ こんなにゆっくりフレンチを味わえるなんて!」 

美優はワインを飲みながら、しみじみとそう言った。

「確かに圭太くん達連れてじゃ、さすがにこういうお店は無理だもんね~。」

「でしょ~ もう 近所のファミレスに行くのでさえ大騒ぎなんだから~ 私 子供産んでから、すごい早食いになっちゃったよ… ホントあのチビ達ときたら…って ごめん なつ 不妊治療してる人の前で無神経だったよね…」

気まずそうに美優が俯いた…。



 





 

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