エリートな先輩の愛情を独り占め!?
「ねえ、本当になにを言ってるの……?」
私の、先輩との一番幸せな時間に、一番幸せな思い出に、そんな風に汚れた疑いをかけるなんて。
怒りで全身が震えて、言葉が中々出てこない。
こんな人を愛していた自分に、反吐が出るよ。
「撤回してよ! 八谷先輩とはそんなんじゃない!」
「なにムキになってんの? そんなに必死に庇うほど好きなんだ?」
「許さない! 絶対許さない! 私の尊敬する先輩をそんな風に侮辱するなんて! 撤回してよ‼︎」
人生でこんなに怒り狂ったことはない。こんなに声を張り上げるなんてしたことない。
でも、なりふり構ってられないくらい私は怒っていた。
「今すぐ撤回してよ……っ‼︎」
「……なに、タマのこと泣かせてんの?」
泣きながら叫んだその時、背後から突然誰かの声がして、気づいたら私の手首を握る竣介の手が離れていて、代わりにその誰かの腕の中にいた。
「は、八谷先輩……?」
なんで。なんでですか。これは幻ですか。どうして今ここに八谷先輩がいるんですか。どうしていつもピンチの時に現れるんですか。
八谷先輩は私の頭をぽんぽんと撫でてから、俊介と私の間を隔てるように、前に立った。
「……お前さ、さっきの本気で言ってたなら、殺すよ、まじで」
「なんだよ、理乃お前、こいつに助け呼んだのかよ……」
「今お前は俺と話してんだよ」
八谷先輩のこんなに低くて冷たい声、聞いたことがない。八谷先輩は竣介の胸元をぐっと掴んで睨みつけた。八谷先輩の方がずっと身長が高いから、自然と竣介は先輩を見上げてしまっている。
私の、先輩との一番幸せな時間に、一番幸せな思い出に、そんな風に汚れた疑いをかけるなんて。
怒りで全身が震えて、言葉が中々出てこない。
こんな人を愛していた自分に、反吐が出るよ。
「撤回してよ! 八谷先輩とはそんなんじゃない!」
「なにムキになってんの? そんなに必死に庇うほど好きなんだ?」
「許さない! 絶対許さない! 私の尊敬する先輩をそんな風に侮辱するなんて! 撤回してよ‼︎」
人生でこんなに怒り狂ったことはない。こんなに声を張り上げるなんてしたことない。
でも、なりふり構ってられないくらい私は怒っていた。
「今すぐ撤回してよ……っ‼︎」
「……なに、タマのこと泣かせてんの?」
泣きながら叫んだその時、背後から突然誰かの声がして、気づいたら私の手首を握る竣介の手が離れていて、代わりにその誰かの腕の中にいた。
「は、八谷先輩……?」
なんで。なんでですか。これは幻ですか。どうして今ここに八谷先輩がいるんですか。どうしていつもピンチの時に現れるんですか。
八谷先輩は私の頭をぽんぽんと撫でてから、俊介と私の間を隔てるように、前に立った。
「……お前さ、さっきの本気で言ってたなら、殺すよ、まじで」
「なんだよ、理乃お前、こいつに助け呼んだのかよ……」
「今お前は俺と話してんだよ」
八谷先輩のこんなに低くて冷たい声、聞いたことがない。八谷先輩は竣介の胸元をぐっと掴んで睨みつけた。八谷先輩の方がずっと身長が高いから、自然と竣介は先輩を見上げてしまっている。