ツケマお化けに恋して
ツケマお化けと結婚します
その後久野先生に辰次郎さんを紹介し、「お世話になりました。」挨拶をした。

私と辰次郎さんは誤解が溶けたならいつまでも久野先生のお宅にお世話になっていてはご迷惑だからとその日のうちにマンションに帰って来た。

私達が帰る時久野先生は…

『寂しくなるわー。ねぇ！一層のこと３人でここに住まない？こんな渋いイケメン一緒にいたら毎日が楽しいと思うのよねぇ』

『楽しいのは先生だけだと思いますが？』と憎まれ口を叩いて帰って来た。

でも、先生には本当はお世話になりとても感謝している。


「美貴野、遅くなったけど今度の休みに美貴野の実家に挨拶に行こう。」

「うん、辰次郎ありがとう」

「俺、美貴野のお父さんに殴られるかな？」

「どうだろ？一層の事ミチルで挨拶におったら？『美貴野ちゃんを私にちょうだーいくれなかったらヤーよー』とか言ってさ！どん引きされて殴る気力も無くなるんじゃない？」

「おまえなー」と言い辰次郎さんは私を睨む。

そして「美貴野、本当に俺で良いか？」と不安そうに聞く。

私は真っ直ぐ辰次郎さんを見て

「うん！辰次郎が良い。辰次郎じゃないとだめだよ。」

すると辰次郎さんの唇が私の唇へ落ちてきた。

そっと触れるキスから啄むキス…そして口内を舌で弄る激しいキスへ。

互いに気持ちが通じあっている事を確認するように…

合間に溢れる辰次郎の甘い言葉…

「好きだ………美貴野……愛してる………もう離さない………」と何度も囁いてキスをしてくれた。

私が１番欲しかった辰次郎さんからの言葉。

私も愛してる。

あなたが辰次郎でもミチルでもずっと愛してる。




< 99 / 103 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop