秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「只今、戻りました」

「小池さん、小池さんちょっと」



社長は私の顔を見るなり、デスクの前に手招きする。

「何でしょうか?社長」

「俺は見たよ。君、栗原の息子の柾貴君と交際してるの?」

「いえ、別に」

「俺には隠さないでくれ。俺と君の仲じゃないか・・・パウダールームで君達はけしからんコトをしていたが、相手は俺に長年仕える秘書の栗原の息子だから目を瞑るよ」


「社長、私達は・・・」

「永遠君はどう思う?二人共お似合いだよな」

社長は黙って仕事する永遠さんに相槌を求めた。


「お似合いだと思いますよ。社長」


永遠さんーーー・・・


私の彼氏は貴方でしょ?

私は柾貴さんと本当に付き合っていいの?

あの甘く蕩けそうなベットの上の貴方は幻?

「稜真もパパになるようだし・・・色々と楽しみだな」

「ご子息の稜真さんが父親になると言うコトは社長は・・・」

「お爺ちゃんだ…まぁ、まだまだ先のコトだけどな。小池さんもデスクに戻って仕事して」

「はい」


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