秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「あの夜の子?」

「何だか気分が悪いんです。ふと…考えたら、私先月から生理がないんです」

「野島とは・・・」

「野島先輩とは…仕事が忙しかったら…そのカラダの関係は余り・・・」
仕事でデートが流れる率が高く、カラダの関係は三回だけ。

「私…麻生さん以外の男性とはHしていません」

「…避妊はしなかったからなぁ」

「避妊してくれなかったんですか?」

「あれは勢いで・・・すまない・・・」

麻生さんにとっては晴天の霹靂のようなモノで、私だって同じだ。


「…まぁ―病院で確かめたワケじゃないし。まだ…妊娠と決まったワケじゃ」


麻生さんに勢いよく言ったものの、確証はなかった。


沈着冷静な麻生さんも私の妊娠疑惑には戸惑っていた。


「病院いつ行くんだ?」

「あ…明日、休みを取って・・・」

「俺も行く」

「えっ!!?」

「小池お前だけの責任じゃない。半分俺にも責任あるだろうが。今から早退して行くぞ」

「でも…」

社長は栗原さんを伴って大阪に出張中で、明後日まで不在。
「これは俺とお前にとっては大切な話だ」

麻生さんは冷静さを取り戻し、真剣な表情で私を見つめた。




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