秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
私の妊娠が確定したワケじゃないのに。
麻生さんは誠意を持って男としての責任を果たす為にプロポーズした。

私がスキで結婚するんじゃない。

彼はクリスチャンで宗教上の理由で中絶が出来ないから結婚する。

それが何とも寂しい。

彼はナビで探した病院近くのタイムズに車を停車させた。


「病院は歩いて3分の所だ」

「はい」

彼の探した病院は最近よくある色んな医院を集め、一つのビルに纏めた所だった。

ビルは7階建てで、一見オフィスビルに見えるが、1階は歯科医院、2階は内科、3階に産婦人科と各階に色んな医院があった。

私達は3階の産婦人科に足を運ぶ。

産婦人科は女性の園。
スーツ姿の麻生さんは目立った。

でも、麻生さんは恥かしいそうなキモチを億尾に出さず、真面目に私と診察を待つ。




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