カリスマ社長に求婚されました
「当たり前じゃないですか。優一さんと仲が悪そうな人に、簡単には心開きませんから」
今だって、ほとんど信用していない。
蓮士さんの言っている内容が本当か分からないわけだし、もし真実だとしてもそんな頼みを簡単に引き受けるなんて……。
無意識に睨みつけている私に、蓮士さんは苦笑いを向けた。
「本当に悪かったと思ったんだ。だから、奈子にもそう伝えたし……」
と言った蓮士さんは、ハッとして口をつむいだ。
「やっぱり、奈子さんだったんですね。分かりました。蓮士さんに悪気がないのは理解できましたので、どうぞお引き取りください」
サッと立ち上がった私は、蓮士さんの腕を両手で掴むと無理やり引っ張った。
見た目はスラッとして見えるけど、意外と腕はがっしりしている。
「ちょっと待って茉奈ちゃん。オレは、きみと仲良くできたらいいと思って……」
「必要ありませんから。さようなら。わざわざご足労ありがとうございました」
弾みで立った蓮士さんの背を押して、部屋から出ていってもらった。
二度と会わなくてもいいと思った人だし、優一さんと顔を合わせたときだって険悪そうだった。
きっと蓮士さんが言うほど、優一さんとは仲良くないはずだ。
今だって、ほとんど信用していない。
蓮士さんの言っている内容が本当か分からないわけだし、もし真実だとしてもそんな頼みを簡単に引き受けるなんて……。
無意識に睨みつけている私に、蓮士さんは苦笑いを向けた。
「本当に悪かったと思ったんだ。だから、奈子にもそう伝えたし……」
と言った蓮士さんは、ハッとして口をつむいだ。
「やっぱり、奈子さんだったんですね。分かりました。蓮士さんに悪気がないのは理解できましたので、どうぞお引き取りください」
サッと立ち上がった私は、蓮士さんの腕を両手で掴むと無理やり引っ張った。
見た目はスラッとして見えるけど、意外と腕はがっしりしている。
「ちょっと待って茉奈ちゃん。オレは、きみと仲良くできたらいいと思って……」
「必要ありませんから。さようなら。わざわざご足労ありがとうございました」
弾みで立った蓮士さんの背を押して、部屋から出ていってもらった。
二度と会わなくてもいいと思った人だし、優一さんと顔を合わせたときだって険悪そうだった。
きっと蓮士さんが言うほど、優一さんとは仲良くないはずだ。