カリスマ社長に求婚されました
「うん、優一さん。私も誰にも心を渡さないから。私の全ては、優一さんのもの……」

優一さんと出会ってから、私は自分を今まで以上に好きになれたと思う。

和也にフラれて、ドン底に落ちそうだった私を、引っ張り上げてくれたのは優一さんだった。

それからは、優一さんが私に自信を取り戻してくれて、知らなかった自分を教えてくれた。

キスをされることも、抱きしめられることも、そしてこうやって体を重ねることも、優一さんと一緒じゃないと幸せを感じられない。

優一さんの汗ばむ体が触れるたび、嬉しくて心が満たされていく。

「茉奈、気持ちいい？」

「うん。とっても……」

いつだって、私を大きな愛で包み込んでくれる優一さん。

それは出会った最初の頃から、変わりなく……ううん、ずっと大きくなって……。

だから私はもう、自分に自信がないなんて言わない。

気持ちを揺らがせない。
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