カリスマ社長に求婚されました
一年後のクリスマスイブ
久しぶりに平日に休みが取れた私と優一さんは、のんびりと昼間から自宅でテレビを見ている。

「大きく報道されてるわね、奈子さんとの業務提携」

ソファーで優一さんに体を寄せて彼を見上げると、穏やかな笑みを向けられた。

「ああ。ブライダルとジュエリーだからな。鉄板といえば、鉄板の組み合わせか。奈子とオレが、同級生同士ということも取り上げられているし……」

「ついでに、恋人同士だったってこともね」

意地悪く言うと、優一さんは困った顔をした。

そんな素直すぎる反応に、私は申し訳なくなってくる。

奈子さんの私への挑発行為は、優一さんにしっかり知られてしまい、一度は仕事の提携が白紙になっていた。

だけど、会社の利益に繋がることが、私情で潰れるのはどうかと、柊也さんが諭して今回の提携に至っている。

奈子さんからは、直接謝ってもらったけれど、彼女は心から納得していないようだった。

それでも仕事を選択した奈子さんのことは、嫌味ではなく尊敬する。
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