カリスマ社長に求婚されました
ellでの仕事初日は、内容をひととおり覚えるだけで時間が過ぎていった。

ニューヨークにも支社があるから、定期的に夜勤勤務もあるらしい。

テレビ電話で会議などがあるからだ。

だけど今日は二十一時には仕事が終えられて、帰り支度をしていると優一さんに声をかけられた。

「茉奈、今夜は一緒に帰らないか? オレのマンションに招待したいし」

「えっ⁉︎ マンションですか?」

思いがけない誘いに、返事に困ってしまう。

まさか、こんなに早く優一さんの自宅へお呼ばれされるとは想定外だった。

「そんなに動揺しないでほしいな。下心があって誘ったんじゃない。茉奈に、夜景を見せたくて」

苦笑いをする優一さんに、私は少しホッとしながら聞いていた。

「夜景を見るのにマンションなの?」

「ああ。リビングから見る景色は、最高なんだ」

優一さんはニッとして言った。
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