カリスマ社長に求婚されました
車で走ること十分弱で、優一さんのマンションへ着いた。
そこは、有名なタワーマンションで私も遠くから見たことがある。
中心部が見渡せる四十一階建てのマンションとして、テレビや広告でも目にしたことがあった。
「優一さん、こんな高級なマンションに住んでるんですね……。私とは、やっぱり世界が違う……」
地下駐車場に車を停めて、エントラス部分には、ヨーロッパのお城を彷彿させるようなレトロな雰囲気を感じてため息が出る。
自動扉の向こうには、カウンター越しにスーツ姿の男性が立っていた。
四十代後半くらいの感じのよい人で、私たちを見るなり笑みを浮かべた。
「お帰りなさしませ、相良様。本日の郵便物です」
その人が郵便物の束を差し出すと、優一さんは「ありがとう」と言って受け取っている。
この人がコンシェルジュなのかと感心しつつ、優一さんに促されるままエレベーターに乗った。
エレベーターは壁が金色で装飾されていて、天井には小さなシャンデリアが、室内を優しいオレンジ色で照らしている。
優一さんは、最上階のボタンを押すと、不機嫌な口調で言った。
「世界が違うとか、そういう言い方は不愉快だな」
「えっ?」
『不愉快』という言葉に動揺した私は、そのまま言葉を失った。
そこは、有名なタワーマンションで私も遠くから見たことがある。
中心部が見渡せる四十一階建てのマンションとして、テレビや広告でも目にしたことがあった。
「優一さん、こんな高級なマンションに住んでるんですね……。私とは、やっぱり世界が違う……」
地下駐車場に車を停めて、エントラス部分には、ヨーロッパのお城を彷彿させるようなレトロな雰囲気を感じてため息が出る。
自動扉の向こうには、カウンター越しにスーツ姿の男性が立っていた。
四十代後半くらいの感じのよい人で、私たちを見るなり笑みを浮かべた。
「お帰りなさしませ、相良様。本日の郵便物です」
その人が郵便物の束を差し出すと、優一さんは「ありがとう」と言って受け取っている。
この人がコンシェルジュなのかと感心しつつ、優一さんに促されるままエレベーターに乗った。
エレベーターは壁が金色で装飾されていて、天井には小さなシャンデリアが、室内を優しいオレンジ色で照らしている。
優一さんは、最上階のボタンを押すと、不機嫌な口調で言った。
「世界が違うとか、そういう言い方は不愉快だな」
「えっ?」
『不愉快』という言葉に動揺した私は、そのまま言葉を失った。