世界の終わりに


朝食を食べ終えた私は、部屋の掃除を始めた。

雑巾を井戸で濡らし、フローリングの床を拭いた。



掃除をしながら、教授の死を考えた。
教授はあと3日で死ぬらしい。
彼の心臓はどのようにして
止まるのだろうか?

私にはあらかじめ活動期間が決まっている。動きを止めるのはまだ先のことだが、きっと、その時がきたら、躰の中心部のモーターが止まるのだろう。


しかし私の躰は人間のように土に還ることはない。
サビて穴が飽き、ボロボロに崩れていくが、永遠に残り続けるのだろう。
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