恋をしよう!
こんなことでしか美咲を守れない自分に嫌気を感じた。

10歳下の男に手も足もでない自分が悔しい。

僕はどうすればいい?

「美咲…」

知らなかった。

自分がこんなにも彼女のことを好きだったことに。

10歳下の女の子なのに、僕はこんなにも彼女のことを愛していた。

かわいいうえに成績優秀な優等生で…だけど実は努力家で、子供っぽいところがある美咲を好きになっていた。

情けない僕でごめん。

こんなことでしか君を守れなくてごめん。

年下の男に対して、何も太刀打ちできなくてごめん。

「――美咲…」

机に顔を突っ伏して、深く息を吐いた。

許して欲しいとわがままは言わない。

何もできない僕を恨んで欲しい。

恨んで恨んで、僕を嫌いになってくれ…。
< 359 / 438 >

この作品をシェア

pagetop