恋をしよう!
好きな人――先生はわたしのこの気持ちを憧れだとか、尊敬だとかって言っていたけれど、わたしはこの気持ちをそんな風に表現するつもりはなかった。

やっぱり、先生が好きだ。

男の人として、かっこよくて優しい先生が大好きだ。

「――いるよ」

そう答えたわたしに、
「どんな人なんですか?」

古川くんが聞いてきたけど、
「それはさすがに答えられない」

わたしは首を横に振った。

「ただのわたしの片思いだけど…それでも、わたしはその人のことが好きなんだ。

憧れとか尊敬じゃなくて、ただ純粋にその人のことを思ってるの」

迷惑だって言われて引き下がってしまったけど…やっぱり、わたしは先生のことが好きだ。
< 70 / 438 >

この作品をシェア

pagetop