恋愛成就
テスト週間で、合うこともなく思い出すこともなく
そんな毎日を過ごしてたんだけど。
テストが終わり、テストが返ってくる
そんな日の朝。

「紗姫、出来た?」

「愛麗より出来るわけないじゃん!」

「今回は…自信ないんだよね」

「あいちゃん珍しい」

…多分出来ている。そう思いたい、
ただ、あいつの事で頭がやられていたのも事実。
はっきりいって…やばいかもしれない。

「…」

どうしよう、今回…
前回よりとれていないかも。
まさか、あいつの言うとおりにしなければならない?
やだよそんなの。

「あいちゃん、終わったって顔してるね((笑」

「今までで…こんなに落ち込む点数はないよ」

「数学何点だったの?」

「98点」

「あー、前回から2点ね。悔しいよね」

そう、前回は満点だったんだよ。
でも、今回…98点
合計…したくないな。

「…どうしよう。佐久間さんの言いなりに」

「させられちゃうな((笑」

「ほんとに、笑い事じゃないんだよ!」

…伝えに行かなきゃいいのか。そうだよ
でも、連絡が来そうだな。
言わなきゃダメかな?…言いたくないよ
嘘吐きたいくらい。

【テスト、どうだった?】

【普通でしたよ。】

【ふーん、ダメだったんだ。】

【どういうことですか。】

普通でしたよと、言っただけで、ダメだったんだって。
なに?この人何者??

【正直に言いなさい。】

【…】

【黙るな。言いなさい】

【…言うこと聞けってなんですか。】

見たくない。何かしろ、だろう。
何でもいいや。早く終わるものがいいな
私的には…やりたくないけどね!!
全然連絡来ないな。かんがえてるのか。
…何やらせてくるんだろ。

【返信遅れてごめんね。君にやってもらうのは、俺の彼女。】

【何言ってるんですか。好きでもない人とは付き合いたくありません。】

【大丈夫、好きにさせてみるから。】

どうなるんだよこれから!!
だって、相手は大人で、神主で
私は高校二年生。間違ってるよ!
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