恋愛成就
授業が終わり、放課後…
校門で待っててと言われたので…待っていた
…この時、待ってなかったら
違うところにいれば自分が傷つかなかったかも

「蓮琉さん遅いなぁ」

「…あれ、七彩さん?」

…うそ、何でここに?
やばい…ここから逃げないと。
どうしよう、体が動かない…やばい…
車椅子…動かせない。やばいよ…え。

「…友達、向こうにいるから行くね…バイバイ」

「…逃げるんですね。」

「違うよ、待ってるから。」

「…じゃあ、僕が連れてきますから」

…触らないで
近づかないで…来ないで。早く、蓮琉さんきて

「…それなら俺が連れてくから。
お前は帰ったら?…さっさとどけ」

「は、るさん…」

「ごめん、遅くなって」

翔惟くんは逃げようとしたけど…
まさかのお兄ちゃん登場に驚いて動けなくなっている
怖いのかな?…まぁ、誰だって怖いよねこれは
でも、どうして連れてきたの?蓮琉さん
勘が鋭かったのかな?今日
…親同士の話が済んでいるようで
お兄ちゃんは、翔惟くんに対して

「お前、金輪際うちの妹に近づくなよ」

「…どうしたんすか。許嫁なのに?」

「許嫁解消されたお前と愛麗は関係なくなった訳だ
さぁ、これで…近づいたり怖がらせたりちょっとでも、泣かせてみろ
お前は警察いきだ…覚悟しろ」

かっこいい…お兄ちゃん。
蓮琉さんは、私を車へと連れていった。

「どうして、連れてきたんですか?」

「…嫌な予感がしたからな。
俺の予想通り…でも、これでまた解決だな。これからはお前は俺のもんだ。」

…よかった。
もう、大丈夫…今度こそいいことが起きるよね?
起きなかったらどうしよう。

「…明日、話したいことあるんだけどいいか?」

…蓮琉さん?何だろう。
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