ガラクタバンド
いつも無口であまり部活に来ないのがベース担当の梶野功一。

そして、遅刻ばっかりの軽い不良、ドラム担当の高井涼。


皆、高校1年生。
中学のときに、音楽の経験がある人たちばっかり。


そう、このバンドにはボーカルがいない。


音楽だけでやっていくのも良いんだけど、プロの歌をコピーしたりするからどうしても『ボーカル』が必要だった。

ボーカルを中で決めるために、4人でカラオケにも行った。
私は、歌が下手なので、私以外の人がボーカルをやるもんだと思っていた。

しかし、それは間違い。
その後すぐに分かった事。

それは…

私以外の人も皆、歌が下手だった…!



「ボーカルどうするよ?」
「知らんー。」

ほぼ諦めかけの状態の中、ドアが思い切り開いた。
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