コント集「出産」
弁護士「照明と言えば、重い照明機材を運んだりするんですから、非常に体力を使う仕事です。バナナは栄養補給源としては、もってこいの筈ですよ」

検事「さっきは、自作自演が出来るのは役者をやってるからだって言ってたくせに…どうとでも言いますね。それに、事件の起こったのは、平日の夜ですよ。学校の部活は、とうに終わってる時間です」

弁護士「あなたは、お父さんが、どうしてリビングで寝ていたと思いますか?」

検事「どうして…って、酔っ払って寝ちゃったんでしょう」

弁護士「しかし、お父さんがリビングで寝てしまったのは、この日が初めてだったそうです」

検事「そうなんですか」

弁護士「非常に真面目な性格のお父さんらしく、いつもはどんなに酔っ払っても、必ず寝室の布団で寝ていたそうです。じゃあ、何故、この日に限って、彼は寝室ではなく、リビングで横になってしまったのか…」

検事「どうしてです」

弁護士「彼は、バナナで足を滑らせたんです」

検事「まさか!!」

弁護士「酔っ払って、リビングを歩いてる際、落ちていたバナナに足を滑らせ、頭を強打、そのまま気を失ってしまったのです!!ということはですよ、誰か、バナナの皮を床に置いておいた人物が他に居たということになります」

検事「いや、自分で食べて、自分でその辺に放り投げて、自分で足を滑らせたんじゃないんですか」

弁護士「そんな馬鹿いるわけない!!!」

検事「分かんないじゃないですか。いるかもしれない。酔っ払ってた訳だから、可能性は十分にあるんじゃないですか」

弁護士「非常に几帳面で真面目な性格だったんですよ、お父さんは。酔っ払ってたって、バナナの皮をリビングの床に放り投げたりはしない!」

検事「真面目だったら、酔っ払ったりなんかしますかねぇ?」

弁護士「普段真面目だからこそ、せめてビールを飲んだりして、ストレスを解消してたんじゃないですか。それに、家で酔っ払うんだ。誰にも迷惑かけてない」

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