私の嘘を完成させて

まだ朝の6時半。
学校が始まるまで約2時間。

ここのマンションは学校まで
歩いて約1時間半。
電車もバスもあるけど
あえて歩く事を望んだ。

目指すは皆勤賞。

絶対に一日も休まない。


気合を入れてドアを開ける。


「おはよー!!」

バタンっ

見たくない顔がそこにはあって…
勢いよくドアを閉めた。


なんで?

なんであの童顔君がいるの?

朝からだるいくらいの笑顔を
向けられた…

脳内パニックを起していると

ピンポーン

地獄のチャイムが鳴る。


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