私の嘘を完成させて
「飯食ったか?」
「うん。ハンバーグ食べた。」
ここへ来る前に食べてきた。
全部は食べきれなかったけど。
残してもいいから
ちゃんと腹に入れろと
言ってくれる新は
変態だけどやっぱり優しい。
「わりぃな。出来立て
食わせてやれなくて。」
「新ってお母さんみたいだよね。」
彷徨の家にいても
家事全般やるのは新。
私も何度か手伝おうと
思って試みたけど
包丁なんか握った事もない。
もちろん、キッチンに
立つ事を禁止された。
「まぁ嬢ちゃんなら
一生面倒みてやっても
いいけどね~」
「何それ。プロポーズ?」
「あー。それでもいいけど、
俺きっと殺されるからな。」