私の嘘を完成させて

「どーだ!俺のマンションは!」

まぁこの人にはそんな事
関係ないんだろうけど…

「広すぎ…1人なのに3Lって…
ボロアパートでよかったのに」

そう、この高層マンションはデカい。
高さもそうだけど中もデカい。

きっとそれなりの裕福な家庭が
住めるくらいの高級感。

女子高生が1人で住む場所ではない。

「アパートに女の子一人に出来るわけない!ちゃんとセキュリティー
しっかりしたとこじゃないと安心出来ない!」

だからってこんな
高級マンションじゃなくても…

もう余計な事を言うのは辞めよう。

「ありがとう。尚人(ナオト)さん。」

「いいえ。可愛い南那の為だからな。」
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