私の嘘を完成させて
「あんま無茶すんなよ。
傷残ったらどーすんだよ。」
氷嚢を当ててる
頬を見つめながら言う彷徨。
「そしたら海に
責任とってもらう。」
「あ?」
…だからなぜ不機嫌になるんだ。
冗談じゃないか…。
「嘘です…。
大丈夫だよ。こんくらい。
…彷徨ってさ、
お父さんみたいだよね。」
「はぁ?」
「だって心配ばっかり。」
「…お前ってほんと」
はぁ~と分かりやすく
ため息をつく彷徨。
「なにさ」
「…もういい。」
あきれ顔で見なくたって
いいじゃないか。