【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち


翌日、明日実さんから電話が来た。


夕べのメールでは元気な様子だったが今日は仕事を休んだと言った。


「夕べは眠れた?お見舞いに行こうと思ってたの」


「怪我したわけじゃないし見舞いなんていいわよ。もう夕べは怖さと怒りで何度も目が覚めたわ」


怖さは当然だとして怒りはそのうちの1人が友人であった事だろう。


「極道相手に喧嘩ふっかけるぐらい正常じゃないって事でしょ。やばい…こいつは友達なんかじゃないってそう思って怖かったよ」


「怖いのは極道だけじゃないって事だよね。堅気の世界も怖い人が多いもん」


「それでも極道の娘だから狙われたのよ」


「でも助けたのも極道よ」


何を私が極道の弁護をしているのかと思うがこの場合の正義は間違いなく極道だ。



「龍崎の若がパクられてるんだよね」


「その言い方極道みたいだから」


明日実さんは職場ではこんな言葉は出ないのにとクスクスと笑っている。


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