世界に幸せの旋律を。~君と私が綴る物語~
私がそう言うと、ママは少しだけ驚きを含んだ笑顔で、
「あら、随分早いじゃない。メロおはよう。」
と笑ってくれる。
少しだけシワが現れて来たけれど...優しくて笑顔の絶えないお母さん。
パパは大分前に当時流行ってた病気で亡くなってしまったけど、それでもママは『メロが悲しくないように』っていつも笑顔で頑張っていた。
実は母親の部屋の中から真夜中に時々すすり泣く声を聞いてしまったのだけれど...私の前では絶対笑ってくれてた。
私と大好きなママ。
過去を悔やんでも、これが私の今の日常で。
だから次にまたあの夢を見る時までは、ママと一緒に笑ってたいな。
彼女は、自分の前の椅子に座り食後のコーヒーを啜る母親を片目に、ボソッと
「いつも、ありがとね」
と小さく呟いてから、お皿に綺麗に盛られた美味しそうなパンケーキを口に入れた。