扉
第一章
始まりは、
ほんの些細な事だった。
でもそれは、
同時に
終わりも意味していた。
かけがえのない存在。
僕の…大切な人。
ずっと一緒にいられると思ってた。
ずっと一緒に笑っていられると思ってた。
楽しい時間は、
永遠に続くものだと
信じて疑わなかった。
形あるものは、
いつか壊れるということを
僕は
あれほど分かっていたのに…。
メニュー