5男1女の兄妹の長い1日 これって禁断の恋?
バースデー
航兄さんが愛してると言ってくれた。
私も航兄さんを愛していたずっと…
もう気持ちを抑えなくてもいいと…
本当に良いんだよね?
私が航兄さんを愛しても良いんだよね?
「美侑…愛してるよ」
「航兄さん…私も航兄さんを愛してる」
「兄貴達には折を見て俺から話すからな?」
「はい…」
兄さん達はどんな顔をするだろう…
今日、兄さん達に『愛してる』って言われたけど…
私達の事を許してくれるのだろうか?
「じゃーみんなが待ってるから下に行こうか?」
「うん…」
1階に降りるとダイニングテーブルにはフォークやナイフがレストランの様にセッティングがされていた。
テーブル中央にはお花も置かれて今日は特別と言っていたけど本当にいつもの誕生日より凄い。
「すごーい!どこかのレストランみたい」
「やっと降りてきたか?」
璃兄さんは待ちくたびれて居たようだ。
「今日は特別な日だからな、さぁ座って」
啓兄さんはそう言うと椅子を引いてくれた。
「有難う」
啓兄さんはみんなのグラスにシャンパンを注いでくれる。
そして、
「今日からは美侑もアルコール飲めるからね、ヴーヴ・クリコのローズラベルだから飲みやすいと思うよ」と言って私のグラスにもシャンパンを注いでくれる。
サーモンピンクの綺麗な色…
「じゃー乾杯をしようか?美侑、20歳の誕生日おめでとう」
「おめでとう、乾杯!」
亮兄さんの掛け声で乾杯した。
「有難う」
初めて飲むシャンパンはエレガントな香りでフルーティーな味わい。
その後は啓兄さんのフルコースが始まった。
〘前菜 サーモンのカルパッチョと野菜のテリーヌ〙
サーモンのカルパッチョにこのシャンパンがとても合う。
「美侑、飲みやすいからって調子に乗って飲み過ぎるとダメだぞ!」
向かいに座ってる航兄さんから声が掛かる。
「はーい」
でも美味しいから本当に飲み過ぎちゃいそう
テリーヌはエビ、人参、アスパラ、パプリカ、色んな野菜が入ってて綺麗、まるで宝石箱みたい。
〘サラダ グレープフルーツとグリーンリーフのサラダ〙
ドレッシングも美味しいー
〘スープ オマール海老のビスク〙
「お.い.し.ぃー」
濃厚で美味しい。
航兄さんも「本当に美味しいな」と私に微笑んでくれる。
パンはバジルのパンとかぼちゃのパン焼きたてで美味しい。
啓兄さんはパンも全て手作りで出してくれる。
〘魚料理 鯛とあさりのアクアパッツァ〙
私の大好きな料理。
〘ソルベ ラ・フランスのソルベ〙
うーん美味しーぃ、口の中がさっぱりする。
〘肉料理 フィレ肉とフォワグラのソテー〙
トリュフも乗ってる、ぅわー贅沢だぁ
そして数種類のチーズとワインで聡兄さんはほろ酔いみたい。
「なぁーみぃちゃん、今日、みんなから愛してるって言われただろ?誰にするの?」
えっ……
どうしよう…
「聡、美侑を困らせるな!美侑、ゆっくり考えてくれれば良いよ」と亮兄さんが言ってくれる。
「俺はゆっくりでもいいけど、あんまり遅いと亮にぃーはじぃさんになっちゃうよ!」と言って璃兄さんは笑ってる。
「それは困るな?」と亮兄さんが言うとみんなが笑う。
でも、私と航兄さんだけが笑ってない…
すると航兄さんが急に立ち上がった。
航兄さん?…
「実は俺…美侑にさっきプロポーズした…ゴメン…俺と美侑を結婚させて欲しい、美侑を必ず幸せにするから許してほしい…お願いします」
航兄さんはみんなに頭を下げてくれた。
でも、兄さん達はなんにも言ってくれない…
「私も航兄さんがずっと好きなの!お願いします、航兄さんと結婚させて下さい」
私も航兄さんと一緒に頭を下げた。
でも…兄さん達は黙ったまま…
すると啓兄さんと璃兄さんは何も言わないでダイニングルームを出て行ってしまった。
許してもらえないの……
涙が零れそうになって俯いた時、啓兄さんの声がした。
「さぁーまた、お祝いしよう?」
えっ?
キッチンに入って行った啓兄さんと璃兄さんが大きなデコレーションケーキをテーブルに置く。
デコレーションケーキのメッセージには…
《航&美侑 婚約おめてとう》
嘘?…
航兄さんと私が目を丸くして驚いていると
「二人共なんて顔をしてるんだ?」と亮兄さんは微笑んでくれる。
「美侑が航兄さんを選ぶ事は分かってたよ!」
聡兄さん…
「そうそう、初めから分かってたから最後に濃厚なキスをさせて貰ったよ!悪いね航にぃ?」
「えっ濃厚なキスって、えっ兄貴達もか?…」と私の側に来て聞く。
航兄さんは私と兄さん達を交互に見る。
私は黙って頷く。
「マジかよ…」
航兄さんが頭をを抱える。
「最初で最後だよ!美侑を独り占めするんだから、それくらい我慢しろよな!」と啓兄さんが言う。
「美侑、これからは俺以外とはキスしたらダメだからな!」と言って抱き寄せてくれる。
私も航兄さんを愛していたずっと…
もう気持ちを抑えなくてもいいと…
本当に良いんだよね?
私が航兄さんを愛しても良いんだよね?
「美侑…愛してるよ」
「航兄さん…私も航兄さんを愛してる」
「兄貴達には折を見て俺から話すからな?」
「はい…」
兄さん達はどんな顔をするだろう…
今日、兄さん達に『愛してる』って言われたけど…
私達の事を許してくれるのだろうか?
「じゃーみんなが待ってるから下に行こうか?」
「うん…」
1階に降りるとダイニングテーブルにはフォークやナイフがレストランの様にセッティングがされていた。
テーブル中央にはお花も置かれて今日は特別と言っていたけど本当にいつもの誕生日より凄い。
「すごーい!どこかのレストランみたい」
「やっと降りてきたか?」
璃兄さんは待ちくたびれて居たようだ。
「今日は特別な日だからな、さぁ座って」
啓兄さんはそう言うと椅子を引いてくれた。
「有難う」
啓兄さんはみんなのグラスにシャンパンを注いでくれる。
そして、
「今日からは美侑もアルコール飲めるからね、ヴーヴ・クリコのローズラベルだから飲みやすいと思うよ」と言って私のグラスにもシャンパンを注いでくれる。
サーモンピンクの綺麗な色…
「じゃー乾杯をしようか?美侑、20歳の誕生日おめでとう」
「おめでとう、乾杯!」
亮兄さんの掛け声で乾杯した。
「有難う」
初めて飲むシャンパンはエレガントな香りでフルーティーな味わい。
その後は啓兄さんのフルコースが始まった。
〘前菜 サーモンのカルパッチョと野菜のテリーヌ〙
サーモンのカルパッチョにこのシャンパンがとても合う。
「美侑、飲みやすいからって調子に乗って飲み過ぎるとダメだぞ!」
向かいに座ってる航兄さんから声が掛かる。
「はーい」
でも美味しいから本当に飲み過ぎちゃいそう
テリーヌはエビ、人参、アスパラ、パプリカ、色んな野菜が入ってて綺麗、まるで宝石箱みたい。
〘サラダ グレープフルーツとグリーンリーフのサラダ〙
ドレッシングも美味しいー
〘スープ オマール海老のビスク〙
「お.い.し.ぃー」
濃厚で美味しい。
航兄さんも「本当に美味しいな」と私に微笑んでくれる。
パンはバジルのパンとかぼちゃのパン焼きたてで美味しい。
啓兄さんはパンも全て手作りで出してくれる。
〘魚料理 鯛とあさりのアクアパッツァ〙
私の大好きな料理。
〘ソルベ ラ・フランスのソルベ〙
うーん美味しーぃ、口の中がさっぱりする。
〘肉料理 フィレ肉とフォワグラのソテー〙
トリュフも乗ってる、ぅわー贅沢だぁ
そして数種類のチーズとワインで聡兄さんはほろ酔いみたい。
「なぁーみぃちゃん、今日、みんなから愛してるって言われただろ?誰にするの?」
えっ……
どうしよう…
「聡、美侑を困らせるな!美侑、ゆっくり考えてくれれば良いよ」と亮兄さんが言ってくれる。
「俺はゆっくりでもいいけど、あんまり遅いと亮にぃーはじぃさんになっちゃうよ!」と言って璃兄さんは笑ってる。
「それは困るな?」と亮兄さんが言うとみんなが笑う。
でも、私と航兄さんだけが笑ってない…
すると航兄さんが急に立ち上がった。
航兄さん?…
「実は俺…美侑にさっきプロポーズした…ゴメン…俺と美侑を結婚させて欲しい、美侑を必ず幸せにするから許してほしい…お願いします」
航兄さんはみんなに頭を下げてくれた。
でも、兄さん達はなんにも言ってくれない…
「私も航兄さんがずっと好きなの!お願いします、航兄さんと結婚させて下さい」
私も航兄さんと一緒に頭を下げた。
でも…兄さん達は黙ったまま…
すると啓兄さんと璃兄さんは何も言わないでダイニングルームを出て行ってしまった。
許してもらえないの……
涙が零れそうになって俯いた時、啓兄さんの声がした。
「さぁーまた、お祝いしよう?」
えっ?
キッチンに入って行った啓兄さんと璃兄さんが大きなデコレーションケーキをテーブルに置く。
デコレーションケーキのメッセージには…
《航&美侑 婚約おめてとう》
嘘?…
航兄さんと私が目を丸くして驚いていると
「二人共なんて顔をしてるんだ?」と亮兄さんは微笑んでくれる。
「美侑が航兄さんを選ぶ事は分かってたよ!」
聡兄さん…
「そうそう、初めから分かってたから最後に濃厚なキスをさせて貰ったよ!悪いね航にぃ?」
「えっ濃厚なキスって、えっ兄貴達もか?…」と私の側に来て聞く。
航兄さんは私と兄さん達を交互に見る。
私は黙って頷く。
「マジかよ…」
航兄さんが頭をを抱える。
「最初で最後だよ!美侑を独り占めするんだから、それくらい我慢しろよな!」と啓兄さんが言う。
「美侑、これからは俺以外とはキスしたらダメだからな!」と言って抱き寄せてくれる。