恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
優しい触れるだけのキスから、だんだん深くなるキスに必死に応える。

「悠里…」

首すじから鎖骨へ、大樹の唇が移動していく。

身体の真ん中が熱い。

「悠里の全部、もらっていい?」

大樹…ずっと好き…

「うん。大樹にもらって欲しい」

貴方しか欲しくない。

「大樹……っ!」

射抜くような鋭い眼差しが、まるで心の中まで、見通されてる錯覚に陥る。

「悠里。愛してる」

頭の中が、真っ白になる。

「私もっ、愛してる」

薄れていく意識の中で、大樹がものすごく嬉しそうに微笑んだ。

「ありがとう」


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