恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
ふふふ…やっぱりグッピーに似てるなあ。

大樹の頭をワシワシする。

「また犬扱いしてるの?」

「だって…似てるんだもん」

髪…柔らかいな。いいな。

チュッ…しちゃえ!

髪の間から見えてた大樹の耳を、カプッと甘噛みしてみる。

ビクッ!

「うわっ!」

ビックリした…もしかして、大樹って耳が弱いの?

ガシッと手をつかまれる。

パクッ…パクッ…

「きゃっ…や、食べちゃだめ…」

上目遣いに私を見つめる大樹と目が合う。

「こんな事して…我慢してるのに、責任取れよ?」

キスの雨が降ってくる。

チュッ…


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