恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
地下駐車場に来たものの、どこにいたらいいんだろ…

ここで待とう。動かないのが一番だ。


チン!


背後でエレベーターが到着を告げる。

あっ…ここにいたら邪魔か…

ササっと横にずれる。

コツ…

「悪い…待たせた」

松田さんだ。

「お昼間は、ご心配おかけして、すみませんでした」

ぺこりと頭を下げると、

「頭を動かすな。また寝たいのか?」

と言われた。

あー、こんな言い方だけど、これが彼なりの気遣いだと気付いた。

ふふ…なんか中学生みたいで可愛いな。





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