二度目の恋



「初めてだから、不安なんだと思うわ。遥輝くんの時に出来なかったから、尚更そう思うんだと思うの」


わかってあげて?


和代さんの言ってる事はわかる
一輝の気持ちもわかる



わかるんだけど……



『前以上に、心配性になった気がします』



そんな世間話をしていたら
私のスマホが鳴った



噂をすれば……?かしら、と
和代さんは嬉しそうに笑う


画面を見れば、やはり一輝



『もしも「どこにいる?」』


言葉をかぶせてくる一輝に笑ってしまう
しかも、家にいない…って事がバレている



『実家。和代さんにエコー写真を見せてた』



そう言うと、一輝は何も言わない
独り身の母親を気にしているけど
なかなか実家に顔を出せないでいた

だから私が時々実家に顔を出している



帰りは迎えに行く、と
それだけ言って、電話は切れた





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