二度目の恋



『すみません、急に……』



「いいのよ、全然!むしろ嬉しいわ」



私を招き入れてくれたのは
一輝の母である、柳原和代


お母さん、て呼ぶのが恥ずかしくて
和代さん、て呼んでいる


私の家族のことを聞いているんだと思う
和代さんはそれについては何も言わない



『和代さん、今日は検診でした』


そう言ってエコー写真を見せた



「あらっ……可愛い」


和代さんはエコー写真を眺める



「……また一輝が変な事言ったんでしょう?あの子は美奈さん大好きだから」



うふふっ、と笑っている和代さん
その笑い顔が、本当に一輝と似ている



『けど行き過ぎですよ!もう、毎回検診のたび不機嫌になったり、大変』



和代さんはいつも私の愚痴を聞いてくれるから、本当に助かる。
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