二度目の恋



夕方、凛ちゃんは帰り
私と里美ちゃんで夕食をとる


一輝も遥輝も、今日は会社の懇親会



「こんな時期に懇親会なんて、ふざけている。行かない」


なんて言っていたのを
なんとか、なだめて行かせた


だって、一生懸命働いてる社員さんたちと滅多にお酒を交わすことがないんだ

そんな時くらい、参加しなきゃダメだ
社交辞令でも、みんなは必ず一輝にお酌をしにくるだろう


今日、産まれるわけじゃない
だから、大丈夫…なんて
送り出していた



予定日にはまだ6日あるんだ


遥輝も遅いだろうと、
今日は里美ちゃんも我が家に泊まる



『んー……前駆陣痛も、長く続くと身体がしんどいな』


ソファに座りながら、お腹をさする



「……美奈さん、それって本当に前駆陣痛ですか?」


不安そうに見てくる里美ちゃん
その言葉に若干不安を覚えた


まさか……、
そう思っていた。
< 260 / 269 >

この作品をシェア

pagetop