早く俺を、好きになれ。
「LIENの返事!」
ポカンとする私を、虎ちゃんはスネたような目つきで見てくる。
「え?あ、ごめん……っ!昨日はお風呂上がって、ソッコー寝ちゃってた」
その前の夜が寝不足だったのと、部活で変な神経を使ったこともあって昨日はいつもより早くに寝てしまった。
朝は確認しないままスマホをカバンに突っ込んで、そのままになってしまっている。
「なんか用事だった?」
「べつに大したことじゃないけど」
カバンの中からスマホを出してLIENを開く。
そこには未読メッセージが2件来てた。
《クッキーありがとう〜^ ^
めっちゃ美味しかったよー!》
ひとつは蘭からのメッセージ。
《蘭もクッキーうまいって言ってたぞ。良かったな。来週も期待してるから、俺のために頑張って作ってくれよな》
もうひとつは、絵文字も何もない文章だけの味気ないメッセージ。
もちろん、これは虎ちゃんからのもの。