僕の(わたしの)生きる世界1[完]
そして、気づけば訓練場に戻っていた。

「大丈夫でしたか?」

ミハイルが、心配の表情を浮かべて立っていた。

「えぇ 皆、契約したいって言ってくれたのよ?」

ステラが、印を見せる。

「流石です。あのデス殿までとは」

ミハイルがそう言った時に、ステラがふらついた。

やはり、一気に魔力を持っていかれるのは、負担が大きかったようだった。

貧血を起こすような感じに、クラクラした。

ミハイルが、ステラを抱き抱える。

「ちょっ///!ミハイル?大丈夫よ?」

腕の中で、暴れるステラを強く抱き締めると、そのままステラの部屋へと転移した。

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