living

亜依里と俺

「亜依里 アイス食おう!」

「やったぁ!!」

家に帰り、風呂上がりのアイス

「亜依里が表にいるとき、花菜なにしてんの?」

「寝てるのかな?わかんない」

「話出来る?」

「ううん 花菜ちゃんが表にいるときで
私が調子良いときは、会話もするけど
私からは、話しかけても音沙汰ないの」

「ふぅ~ん」


だから、花菜には内緒って言ったのか


「お兄ちゃん…お願いがあるの
明日、花菜ちゃんにこれあげて!」


小さな箱だった


「琉成くんとデパートで選んだの!」


花菜の声で琉成の名前を聞くのが嫌だった

「自分で渡せよ」

「私が表に出ると、すごく疲れるの
しばらく休まないといけないの」

「わかった」

「ありがとう!!お兄ちゃん!!」

がばっと抱きついてくる

花菜だけど、亜依里

抱きしめたいのに

抱きしめられない










こんなの……

辛ぇよ






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