living

食事会

花菜が目覚めたと連絡があった

意識がしっかりしてて

すごく体調も良いそうだ



少しでも病気の進行を押さえられたら…



大学で朔哉が、花菜の様子を教えてくれる

母親は、仕事を辞め花菜に付きっきり

父親は、花菜に以前のような厳しい態度はしない


朔哉が言うには、2人とも後悔してたんだろう、今やり直しが出来ているのは、亜依里のおかげだから

食事会をしようと誘ってくれた





もちろん母さんと誠実さんは、即OK







食事会の日



肩にかかる黒髪が、よく似合っている

花菜が目を細め

にっこり笑う


「はじめまして!!花菜です!!
兄がお世話になっています!」


まるで別人すぎて、笑ってしまった


「/////なんですかぁ?
さくちゃん…挨拶おかしかったぁ?」

「ん?まぁ 花菜にしては、上出来すぎだ」

「どういう事?」



強烈に睨みを利かせていたことが

嘘みたいだ


「花菜ちゃん、こんにちは
伊緒里の母です」

「花菜!!誠実だ!!!」


誠実さんは、亜依里並みの挨拶

「朔哉の友達で、伊緒里
よろしく」


ちょっともじもじしてから


「よ…よろしくです/////」


空気の読めない母さんが


「あら?記憶が無くても、好みとかかわらないのね?相変わらず、花菜は伊緒里が好きなのね!!」




しーーーーーーーーーーーーーーーん





勘弁してよ母さん

「より戻せ!!花菜!!な!!」


誠実さんまで……




「食事にしましょう!!!」

「おお!!腹減ったぁーーー!!!」


俺と朔哉で、うまく話を切り替えた




花菜が混乱するどろうが!!!


まったく!!


お気楽な夫婦だ

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